「英国紳士は傘をささない」などと言いますが、日本の紳士は傘をさします。学生のうちならビニール製の使い捨ての様な傘でも良かったですが、社会人になったらスーツに良く似合う紳士向けの傘をさしましょう。
目次
傘の選び方。自分に合った傘の選び方
皆さんは、傘を選ぶときに何を基準に選びますか?
サイズや柄の形状、手動開閉か自動開閉か、骨の本数は?
傘を選ぶときの注意点やコツを見ていきましょう
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傘のサイズ。表示されているサイズってどこの事?

By: Eva-Maria Vogtel
傘を購入するときに一番に気にしたいのが傘のサイズです。傘には「65cm」や「70cm」などとサイズが表示されています。このサイズはどの部分の長さでしょうか?
傘のサイズは一般的に親骨の長さで表します。では、親骨ってどこの部分でしょうか?傘をさした時に傘の中心に向かって柄から伸びている骨を中棒と言います。その中棒から伸びている傘の布を直接広げている骨が親骨です。
親骨のサイズが解れば大体の大きさは解りますが、実はこれだけではちょっと不安なことがあります。下の図は極端な例ですが、同じ親骨でも直径は全く違ったものになる場合もあります。
また、骨の数により親骨の長さや直径が同じでも、実際に雨を受ける傘の部分の面積にも違いが出てきます。下の図は表記上は同じ直径でも、親骨の数が5本と8本での面積比較です。
色が塗られている部分の面積の差を見てください。同じ直径でも全然違いますね。雨を受ける性能では骨の数が多いほうが有利なのが良く解ります。親骨の数が多ければ多いほど真円に近づきますし、傘も丈夫になります。良いこと尽くめの様に書いていますが、親骨が多いと弊害もあります。それは、骨が多いので重量が重くなりがちな事と、畳んだ時にあまりコンパクトにならない事です。
一般的な標準サイズはどのくらい?
男性用や女性用、お子様用などでサイズが違います。一般的な紳士用の傘のサイズはどのくらいでしょうか?
一番普及している紳士用の傘のサイズは65cmだそうです。もちろん65cmと言うのは親骨の長さです。親骨が65cmの傘の直径はおおよそ110cm~115cm程度になります。
これを基準に、ご自身の身長が高い方は更に大きいものを選ぶのが良いでしょう。65cmの傘は20歳以上日本人男性の平均身長(170cm前後)に合わせられているようです。
身長が170cmを超える方は70cm、180cmを超える方は80cm以上の傘を選べば大体問題ないと思います。
日本人の平均身長も年々伸びてきているので、一般的に売られている傘も70cmや75cmなどの大き目なものが増えて来ている印象です。
骨等の材質の違い、重さや折れやすさに違いがあります。
骨等の材質にも違いがあります。硬いが折れやすい鉄やアルミ、しなやかで折れにくいグラスファイバーやカーボンファイバー製等です。中棒が木製の製品もありますね。
折り畳み傘は軽量コンパクトが使命的にありますのでグラスファイバーやカーボンファイバー製の骨を採用したものが増えていますが、長傘ではあまり見かけません。軽量化よりも硬さや丈夫さに重きを置いているのかもしれません。
ファイバー製の骨はしなるが故に折れにくいですが、しなるが故にばりっとした印象になりにくのかもしれません。
おすすめの傘
槙田商店
槙田商店は自社製造のジャガード織傘を作っている老舗の傘メーカーです。会社のサイトを拝見すると、某有名傘メーカーにも材料を卸しているようです。
後染めとは全く違う、立体感のある柄が特徴のジャガード織傘。一目見ただけで高級感が伝わってくる素晴らしい作りが評判の紳士傘です。
槙田商店は江戸末期(1866年創業)から織物の商売を始め、太平洋戦争をはじめとした様々な障害を乗り越え、現代までこの山梨の地で先染めの傘生地の生産を行ってきました。心を込めて丁寧に作ってきた傘は、雨露を凌ぐための「道具」ではありません。槙田商店の作る傘は、日本人の心が詰まった”文化”です。持っているだけで「楽しく、嬉しくなる」「素敵に見える」「モノを大事にする心を忘れない」傘を、槙田商店は作り続けます。出典:amazon
槙田商店 tie 長傘
- 江戸の「粋」の文化を育んできた織物技術が魅せる、さりげないお洒落感を、2面性を持たせた立体感のあるストライプの生地に織り上げました。皇族に傘地を納めている槙田商店の職人が心を込めて作った高級傘です。
- 槙田商店の傘は珠子織りと呼ばれる織り方で1本1本丁寧に製造しています
- ただ雨をしのぐだけではなく、持ちやすさ、水はけの良さ、使わない時の扱いやすさなど、すべてが計算された大人の傘です。普段使いはもちろん、スーツに合わせてビジネスシーンでもお使い下さい。
- ポリエステル100%。全長92cm。傘の直径108cm。重さ535g。8本骨、ワンプッシュオープン。
- 生産国:日本(Made in Japan)
槙田商店 tie 折り畳み傘
- 江戸の「粋」の文化を育んできた織物技術が魅せる、さりげないお洒落感を、2面性を持たせた立体感のあるストライプの生地に織り上げました。皇族に傘地を納めている槙田商店の職人が、心を込めて作っています。表はシンプルな無地にし、裏をさりげなくストライプにした上品な傘です。
- 市場で販売されている傘の多くが生地にプリントするものが多い中で、槙田商店の傘は珠子織りと呼ばれる織り方で1本1本丁寧に製造しています。傘生地を見る角度や照明によって、豊かな表情を持っているように見えます。
- ただ雨をしのぐだけではなく、持ちやすさ、水はけの良さ、使わない時の扱いやすさなど、すべてが計算された大人の折り畳み傘です。普段使いはもちろん、スーツに合わせてビジネスシーンでもお使い下さい。
- ポリエステル100% 。全長(畳んだ時)30cm 。直径(開いた時)100cm 。重さ330g。
- 生産国:日本(Made in Japan)
槙田商店 Makita Trad 長傘
「Tie」よりももう少し高級な傘が「makita trad」です。
- 甲州織で創業150年の老舗 槙田商店の製造。伝統的なタータンチェック(柄:Douglas Green)の生地で作った高級感のある傘です。
- 富士の湧水が育んだ伝統と技術により生まれた、先染のタータンチェック。色良く、深く色づき、控えめで上品な色彩を放ちます。
- 皇族に傘地を納めている槙田商店の職人が心を込めて作った高級傘です。市場で販売されている傘の多くが生地にプリントするものが多い中で、槙田商店の先染め織物の技術により1本1本丁寧に製造しています。傘生地を見る角度や照明によって、豊かな表情を持っているように見えます。
- ポリエステル100%。全長91cm。傘の直径110cm。重さ590g。12本骨、手開き。
槙田商店 Makita Trad 折り畳み傘
同じくMakita Tradから折り畳み傘です。
- 江戸の「粋」の文化を育んできた織物技術が魅せる、さりげないお洒落感を、伝統的なタータンチェックの生地に織り上げました。皇族に傘地を納めている槙田商店の職人が、心を込めて作っています。とても上品な傘です。
- 材質:生地:ポリエステル、傘骨:鉄/樹脂/アルミ、中棒:樫、持ち手:椿
- サイズ:長さ:約91cm、直径:約100cm、親骨の長さ:約60cm、折りたたんだ状態:約29cm
- タイプ:8本骨、手開き 商品重量:約290g
取っ手部分は椿で作られていて、さらに高級感を演出してくれます。
その他の紳士用高級傘
12本の親骨で上部な傘です。
- サイズ:(約)全長90cm/直径110cm/親骨長さ65cm
- 重量:約 470g
- 材質:傘生地/ポリエステル100% ハンドル/合皮 親骨・受骨/グラスファイバー 中棒/アルミ
- 生産国:中国
- 骨数:12本
カラーも4色から選べるます。
PLEMO 長傘 120cm ブラック&レッド
TOPの画像の傘になります。広げた時のサイズが120cmのゴルフ用となっていますが、身長が180センチを超えるような大柄の人や、車に常備しておくのには良いサイズです。骨の色が赤で、生地が黒なのもおしゃれです。
PLEMO 長傘 高強度24本傘骨
一見すると番傘の様に見える24本骨のPLEMO製、紳士用傘です。
- すべりにくい木製ハンドル: 磨かれた木製の持ち手は、高級感が溢れ、なめらかな手ざわり。持ち運んでいる間も快適です
- 24本の骨は柔軟で丈夫なグラスファイバーを採用
- スチール製の頑丈な中心軸
- ゆったりしたサイズ: 広げると直径103センチ
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まとめ
商品の写真を見てみるだけで高級感が伝わってくると思います。この記事を読んだことを切っ掛けに、ビニール傘を卒業してみませんか?